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野沢温泉の道祖神祭り(2012年1月15日)

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野沢温泉の道祖神祭り。社殿に火が入れられ燃え上がる瞬間、祭りはクライマックスを迎えます。

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その起源、いつから行われたのかは定かではないが、昔この祭りが行われた場所にある碑には、天保十巳酷亥年(1839年)と刻まれているそうです。

7763古来、道祖神は「悪童の侵入を防ぎ旅人の安泰を守る神」とされ、分かれ道や村の入口に祀られた『道の神』。

三九郎も道祖神と関連があるようですが、道祖神の多くに江戸時代中期の刻みがあるように、村としてまとまってきた安定の時代、正月を祝う信仰のひとつかも知れませんね。

7744現在、この祭りは42歳と25歳の厄年の男衆が中心となり、野沢独特の社殿(木造の櫓)を建てる。

7776前の年に子供を出産した家では感謝の意と子の成長を祈願して燈篭(傘鉾)を奉納する。

火元の家で古式にのっとり採火された火は松明に移され、火祭り会場へ運ばれる。
社殿を守る厄年の男達と攻めるその他の村の男達の間で荒っぽい壮絶な攻防戦が約一時間続く。
手締めの後、社殿に火を入れ、激しく燃える火が最高潮に達した時、燈篭も燃やして火祭りが終わる。

平成5年12月に文化庁より重要無形民俗文化財に指定された

(青字部分は野沢温泉の道祖神祭りチラシよりほぼ原文通り引用しました)

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自遊人は生まれこそ下町ですが、こういう地域の関わりとは全く無縁の世界で暮らしてきて、正直言えば苦手な世界です。そんな自分が縁もゆかりもない信州・安曇野に生活の場を求めたのは単に自然へのあこがれだけではないのかも知れません。

さて、お昼頃完成した社殿はお祓いを受けた後、細かい準備や記念撮影を終えた後、夕方からスタートします。(ここから写真多くなりますsmile

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火元からもらった松明を持って走ってきました。振りまわすので火の粉が飛びます。
(火祭りは見物人も焦げて困る服装は厳禁です)

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前の年子供が生まれた家の燈篭です。

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続いて別の家もやってきました。みんなすでにアルコールが入っています。
お客さんも振舞酒は飲み放題。この後車で帰るので残念だなぁbottlecatface
燈篭は組上がると照明がつけられます。

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社殿の下で道祖神太鼓の奉納とかあったけど音しか聞こえず、花火は真上で雪がガンガン降ってるので見にくく、でも祭りは盛り上がり~でも最後に火元から採火された松明がなかなかやってきません。だんだん寒くなってきたpenguin

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ようやくやってきました。準備していた地縁団体の野沢組惣代の火つけ

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離れていてても熱気が伝わってきて温か

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42歳厄年の牡丹会が下にいる25歳厄年の竜成会にゲキを飛ばす中、いよいよ村人との攻防が始まります

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7981「なかなか燃えないわねぇ」
何度も来ているようなおばちゃんの声が聞こえます。

「火あぶりみたいだな」
そんな声も・・・確かに・・・gawk

子供火つけに続いて大人火つけ。全体にスケジュールは遅れ気味ですが、急ぐことなく祭りは進められていきます。

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それにしてもすごい人だかりですねぇ。

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8046 最後に大きな火元が近づきますと、上にいる世話人さんが上の人を下に誘導します。

後ろに梯子がかけてあるのですが、なにぶん酔っぱらいの集団でしょうからねぇ。
下は雪ですけど固いし、落ちないか心配です。

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全部燃やしちゃうのね。秘かに燈篭の照明が気になりました。

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8076火をつけた側から風が吹いたので綺麗に全体に火が回りました。

時計は10時を回りました。
最後に全部燃えるまではまだ時間がかかりそうです。

雪が降り続いているし帰ることにしました。

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無料のスキー場第2駐車場に止めた車はすっかり雪に埋もれ、道路も真っ白。

安曇野に帰ってきたら山麓はまたチラチラ。でも積もるほどではありませんでした。

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コメント

自遊人さん こんばんわ〜〜

夜空を焦がす松明の灯り〜〜
初めて見るお祭りです
勇壮ですね
最後はどれもみんな焼き尽くされるんですね〜〜
う—ちゃんには『火の祭典』のように見えましたよ〜〜
見物されてる方震え上がられたのでわ

珍しい"道祖神祭り”が見せて頂けてよかったです ありがとう!!

こんばんは。
ん~!!凄そうです!!
いいですね!!

いつかは見に行きたいお祭りです。

うーちゃんさん おはようございます

野沢温泉の道祖神祭りは日本三大火祭りのひとつとされているそうです。(定義がいろいろあるようですが)
報道やプレスの方が多く来られていました。信州ではどのチャンネルでも様子が放送されましたから、一部はキー局にも配信されたと思います。

信州に越す前から、一度は見てみたいと思っていました。
現地で見るとなかなか迫力がありますね。火祭りはやはりそばで見るのが一番です。
そもそも今は外で豪快に燃やすことはできない時代ですし、キャンプファイヤーで歌を歌うなんてこともありません。こういうお祭りは若い人のエネルギーにもなります。

> 見物されてる方震え上がられたのでわ
燃え上がる炎に興奮し、寒さに凍えていました。
でも多くの人は振舞酒でフラフラしていました。足元は雪がザクザク。滑らないように塩カルをまいていましたが、それでも転倒する人が多かったです。

kiyoさん おはようございます

信州に越してくる前から一度見てみたいと思っていました。
安曇野から2時間。日帰りすると帰りは夜中の雪道走行になるので疲れます。
週の頭からくたびれていては仕事になりませんね。

いろいろな場面を撮るには何人かで行かないと、人混みで移動が自由になりません。
寒い中で手持ちでずっと撮っていて、さて帰ろうとしたら体の自由が利きませんでしたcoldsweats01
ツアーバスも何台も入っていましたし、とにかくすごい人混みでした。

自遊人さん
おはようございます。
まぁ~勇壮な火祭りですね、日本三大火祭りなんですね。
これだけの火が焚かれるのを見るのは
パワーが降注ぐようですね。
神聖な儀式ですね。 

自遊人さん

はじめまして。道祖神祭りを検索していて、おじゃましました。
私も東京下町生まれ、埼玉育ちで、今は野沢温泉村に住んでいます。

今年の道祖神祭りは、夫が本厄の牡丹会で参加していました。
掲載されている写真の中に、夫の姿が(笑)

私も見に行ったのですが、普通のデジカメだったのと、人混みに揉まれて手ブレしているのとでまともな写真が無く・・・
勝手ながら画像をコピーさせて頂きました。

昨年の秋から本格的に準備してきたお祭りがようやく無事に終わり、一安心しています☆

いつか、今度は初燈篭があげられたらいいな・・・なんて思っています。

ムームーさん こんばんは

日本三大火祭りはネットで見るといろいろ定義があるようですよ。
この道祖神祭りはなかなか見応えがありました。
火の粉を浴びると服がススだらけになりますが、なんだか気をもらえそうな気がしました。

今は個人情報保護とかで村の祭りも制限が多い中、村が一体となって盛り上げる祭りは良いことだと思いました。 

ちぃさん コメントありがとうございました
写真、どうぞお持ち帰りください。もしかしたら、まだ他の写真に写っているかも知れませんね。

> 人混みに揉まれて手ブレしている
近くならではの写真も撮れるかも知れませんが、人混みがすごかったですね。

このように大がかりなお祭りですと苦労も多いでしょうね。お疲れさまでした。
安曇野で地域づくりに関わり始めた自遊人にとっても勉強になりました。
ありがとうございました。

> 今度は初燈篭があげられたらいいな
いろいろと大変だと思いますが、子供にとって一生記憶に残ると思います。
その時は微力ながらお祝いさせてもらいたいと思いますよ

こんばんは☆

勇壮なお祭り、サイモンもなんか萌えまくりで最後迄拝見しました♪

寒い中、ボンボン火をくべるのは精神衛生上もすこぶる良いですよ♪

サイモンさん おはようございます

寒い季節はこういう盛大な火祭りはいいものです。
最近は環境問題からなかなか燃やすことができませんし、そもそもオール電化とかで火を見る機会の少ない家庭も多いかも知れません。

太古の昔から人は火にあこがれ、そして自ら手に入れました。
こういう伝統行事は是非子供に見せたいし、参加させたいと思いますが、自分には子供がいませんcatface

自遊人さん、こんばんは
野沢温泉の道祖神祭り、噂にたがわず、凄い迫力ですね!
火の粉で洋服に穴が?!@@;
それは見物する方も気が気でないですね^^;
気を付けないと、火傷しそうですね?^^;
身体を張っての(?)レポートありがとうございます^^
豪雪地帯の寒い野沢温泉ならではの、
熱い熱いお祭りを、一度は観に行ってみたいです^^

azumino-macroさん おはようございます
迫力、少しでも伝わったでしょうか?

> 火の粉で洋服に穴が
最近は焚き火をする機会がなかなかないので案外気づかない人が多いですが、昔は朝になって穴が開いていてがっかりすることがありました。
気温も低いので穴までは開かないと思いますが、白い燃えかすはたくさんついていましたよ。
ちなみに実際に火を扱っている村人はまゆが焦げたりするそうですよ。

> 身体を張っての(?)レポート
どちらかというと体格の良い外人さんをかき分けて移動するのが大変でした。
寒い冬の夜、足場が雪で滑りやすい人混みと疲れますので、泊まりが楽ですね。

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