« ふるさとウォッチングの下見 | トップページ | 第10回 全国散居村サミット in 奥州(食事編) »

第10回 全国散居村サミット in 奥州に参加しました

Im_0001安曇野の屋敷林は散居ではなく集居の形態をとっていますが、失われつつある屋敷林の保全に関して共有の課題を抱えています。

散居村の保全において先進的な活動を行っている砺波カイニョ倶楽部との縁で、昨年はその砺波の散居村を見学させてもらいました。(昨年の記事はこちらから)

今年は10月6,7日の日程で岩手県胆沢(いさわ)において散居村サミットが開かれるというので、屋敷林と歴史的まちなみPJメンバーとして参加してきました。
(奥州市のHPはこちら 胆沢まるごと案内所のHPはこちら)

本来、サミットは各町の首長レベルの集まりの位置づけのようで、今回のサミットも山形県飯豊町町長以下3名、富山県入善町町長以下4名、砺波市市長以下5名、高岡市副市長以下3名、島根県出雲市斐川支所長以下3名とそうそうたるメンバーの中に民間団体の集まりとして参加したわけですが、額縁に入った上の宣言書の他、
83998400

4素敵な扇子や南部鉄瓶の急須までお土産にもらいました。

懇親会への参加だけでなく、奥州市の職員さんに駅やホテルまでの送迎や帰りには平泉へ送ってくれました。
(平泉町は奥州市の隣の町です)

5奥州市の市長さん(右写真矢印)、お出迎えから懇親会、そして二日目のお見送りまでと、サミットのために時間をさくあたり、景観への力の入れ方に感心しました。

安曇野市より2年早く景観行政団体となった奥州市。
今年は隣の平泉・中尊寺が世界遺産となったので、関連地域の景観計画策定に入っているようですね。(こちら)

6 7

天気が悪いので胆沢ダム学習館でダムの概要の説明を受けた後、ダムの建設現場へと向かいました。

8 9

102013年度完成目標の胆沢ダムはロックフィルダムで建設が進められています。
このダムが完成すると、日本で最初に建設されたロックフィルダムの石淵ダムは湖底に沈むことになります。
長野県にはこの形式では最も高い高瀬ダムがあります。(過去記事)
東電の管轄ですが原発事故でTEPCO館は閉鎖、無料の見学バスもなくなったのでしょうね。仕方ないことですが、貴重な財産ですので是非何らかの方法で見学できるようになってもらいものです。

12_3 11_2
↑↑今回、サミットの会場となった焼石岳温泉・焼石クアパークひめかゆ。日帰り温泉も備えた宿泊施設となっています。

←ダム見学から帰ってくるとロビーでは朴ノ木沢念仏剣舞(ほうのきさわねんぶつけんばい)のが演じられていました。

_

13 14

サミットにあわせてのイベントでしょう。居合わせた他のお客さんはラッキーでしたね。
この後、全国散居村首長サミットと全国散居村連絡協議会総会が行われましたが、我々はいさわ散居ガイドの会の方がその間を利用して屋敷林を案内してくれることになりました。

17

15 16

案内してもらった円筒分水工と水の歴史公園・徳水園
胆沢平野の農業用水を見た目にも公平に配分するためにつくられた分水施設。
直径は24メートルもあるそうです。

19

18屋敷林のことをこちらでは居久根(エグネ)と呼び、屋敷の北西側に杉を主とした木を森のように植え、冬の季節風から屋敷を守る防風林となっています。
安曇野が南に落葉樹を植えて、夏の陽射しを遮る役割もさせている点が少し違います。

また、この薪を積み重ねたものは木積間(キヅマ)といいます。
塀のように見えるこのキヅマは、エグネの下枝が欠けた部分を補完し風や雪から守るだけでなく、囲炉裏やカマドの燃料としても使われたそうです。
今では薪は使われないが、地位や財産の象徴として大切にされているそうです。

21

22 23

胆沢川が作りだした扇状地に広がる奥州市胆沢区。
大雨による氾濫と土地の隆起の繰り返し、浸食により約1万年~100万年前にできた大地。写真の道路はうねっているのではなく、河岸段丘を下っています。

20 24

用意していただいた宿は写真右のやけいし館。
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(高張性弱アルカリ性高温泉)のお湯はなめらかでした。
一旦汗を流した後、懇親会会場へと向かいました。(バスで送ってもらいましたが歩いてもすぐの場所にあります)

< 続く > 

« ふるさとウォッチングの下見 | トップページ | 第10回 全国散居村サミット in 奥州(食事編) »

コメント

おはようございます。

屋敷林は金沢から富山へ行くバスから見えましたが、素晴らしい
知恵なんですね。
>屋敷を守る防風林
景観を保ちながら家も守る、生活の中から出て来てきたものは
無駄がなく美も感じますね。
お土産の扇と鉄瓶素敵ねぇ~心遣いがお洒落ね。
お疲れ様でしたぁ~
綺麗な景色をありがとう~!!

自遊人さん こんばんわ〜〜

サミット参加されてよかったですね
いろいろな地域にあるのが驚きでした

>円筒分水工と水の歴史公園・徳水園
も見学され感動されたようですね

オミヤも素敵〜〜
鉄瓶で入れたお茶甘くて美味しいですよ〜〜
うーちゃん家にもあります
時々使っています

ムームーさん おはようございます

自遊人は関東育ちで東北の「防風林」という言葉の方が馴染みがあります。
冬の季節風の強い北陸から東北では寒さから家を守る生活の知恵とも言えますね。
植えられた木は生き物の憩いの場となり、自然と環境が整っていました。
現代はなんでも作ることで生活を向上させてきました。
自然エネルギーの見直しが言われていますが、昔は生活に密着したものでした。

> お土産の扇と鉄瓶素敵ねぇ~心遣いがお洒落ね。
鉄瓶は買えば結構します。これは重宝しそうです。

うーちゃんさん おはようございます

屋敷林のことがずいぶん勉強できました。
同時にどのように守っていけば良いのか、課題の重さを実感します。
活動のネックは屋敷林の所有者もそれの保護活動に携わる人も高齢化が進むことです。
テーマとして難しいですが、大学との協働も必要です。

天気の良い日にゆっくり訪れてみたいですがちょい遠いです。
東北の山は穏やかで良いのですが、遠くなりました。

鉄瓶で入れる美味しいお茶っ葉がないです。
冬はストーブ使うし、お茶が美味しい季節ですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ふるさとウォッチングの下見 | トップページ | 第10回 全国散居村サミット in 奥州(食事編) »

安曇野の光と風・山の別宅

安曇野と山の仲間

2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ
フォト