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高山寺・三重塔

0 小川村から鬼無里へ抜ける県道沿いにある、 信濃三十三番観世音札所・宝珠山高山寺(こうさんじ)

この街道は江戸時代、戸隠道と呼ばれ、大洞峠・鬼無里・戸隠・柏原を経由し越後へ通ずる重要な道で、坂上田村麻呂や平維盛も利用した道と言われている

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寺伝によると、大同二年(807)、坂上田村麻呂が、戦勝祈願のため弘法大師御作聖観音像を安置して、観音堂を建立したのが始まりとある。
聖観音像は秘仏で、一年に一度八月十日に開帳する。
信濃三十三観音霊場第三十三番札所:満願の寺。
信濃三十三霊場の開設は約四百年前、善光寺住職、高山寺住職、保科村清水寺住職らによって創始されたといわれている。 
この三重塔は源頼朝が建久六年(1195)創建・木食山居が再建したとされる。
木食山居とは江戸時代初期の修行僧で、生涯粗衣粗食で通し、人々から親しまれた。

ちなみに去年7月、ふるさとウォッチングで二木地蔵堂を訪れた時、木彫りの阿弥陀如来像がありましたが、これも木食山居の作でしたね。この時、堂守の方から話に出た虫倉山はこのすぐ近くです。

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鐘楼がありましたが、天井に絵が描いてあり立派です。

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木食山居作百観音・千躰観音が奉安されている観音堂。
この観音堂の正面高く、左甚五郎の作と伝えられる竜の彫刻が掲げられている。
この彫刻には伝説があるそうです。

むかし昔のこと、夜な夜なただならぬ響きがして、朝起きて見ると、お堂の東側にある麻畑(あさばたけ)の立派に伸びた麻がメチャメチャに倒れ、ビシャビシャに水でぬれているのである。
どうも不思議なことであるが、これは何者かの仕業にちがいないと思った和尚様は、日の暮れるのを待って、本堂の中でひそかに様子を伺(うかが)っていた。
そうすると夜が更けた頃、観音堂の彫刻の竜が出てきて、下の大門池(大名池ともいう)へ行き、その水を腹一パイ飲みこんできては、あばれながらその麻畑へえらい勢いで吹き掛けるではないか。
これは全く意外にもお堂の竜の仕業であったのである。
そこで和尚様は、村中の人にその出来事を話し、寺へ集まってもらい、観音様の供養と共に竜神に祈祷(きとう)を捧げ、その竜の頭へ五寸釘を打ち込んでしまったのである。
それから後、その竜も出てきて附近の畑を荒すようなことはなくなったという。
出典:小川村誌[昭和50年(1975)10月15日発行]

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この日は用事があったので長居できませんでしたが、春にまたゆっくり訪れたいと思いました。

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コメント

自遊人さん おはよう〜〜

"昔話”今でもこうして語り継がれてるんですね
子供さん達ワクワクドキドキしながら聞いてくれると嬉しいですね

この日もいいお天気で青空が広がって気持良さそうですね

さぁ洗濯機が呼んでいます パシャパシャしわを(うーちゃんのシワではありませんよ)のばして干してきますね

うーちゃんさん こんばんわ

人間のしわをのばせるアイロンができたら売れますね。

最近の子供は大人びた事言って「生意気だなぁ」思う事がありますが、でも接しているとやっぱり子供の心は純真で、こういう"昔話”みたいなことも真剣に聞いてくれます。
そしてよく覚えていてくれますので、教育は大切だなぁと思います。

夕方から風花が舞っています。今夜は雪になりそうです。

自遊人さんこんばんは~♪

竜の彫刻の伝説、興味深く読ませていただきました。
それでさらに気になった事があります。
その観音堂の竜の頭には五寸釘が今でも打ち込まれているのですか?
それか、五寸釘の跡と思われるような穴が開いているのでしょうか?
どうでもいいような事が気になるおりひめでしたcoldsweats01

五寸釘から思い出した事があります。
近くに水神さんと呼ばれている小さな社があります。
そこに大きな木が植わっていて(今は切り倒されていますが)
呪いの藁人形が打ち込まれていると噂になったことがあり
おりひめは怖い物見たさに、友達だったか妹だったか忘れましたがいっしょに
見に行くと大小2体の藁人形に五寸釘が打たれているのを見つけました。
怖くなってrunrun走って帰ってきました。
30年も昔の事ですが思い出しても怖くなります。

そちらは今夜は雪になるのですね。
どうも失礼いたしました

おりひめさん おはようございます

> その観音堂の竜の頭には五寸釘が今でも打ち込まれているのですか?
今度忘れずに確認してきますcoldsweats01
抜いたら暴れますかねぇ。

安曇野には泉小太郎伝説もありますし、北信・黒姫にも竜にまつわる伝説があります。
大雨の度に氾濫する川に暴れる竜のイメージを持っていたのでしょうか。
興味深い事です。

> 呪いの藁人形が打ち込まれている
昔、流行った時期がありましたね。今は耳にする事も少なくなりましたが、古い神社の裏とかでよく目にしたものです。
お年寄りが「くぎをぶつ」と言うのを聞く事がありますが、「打つ」よりちょっと怖い感じがします。

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